水道代を払えない場合どうなる?滞納リスクと支払えない時の対処法も解説

水道代がは払えない場合の対処法

「収入が減ってしまい、水道代が払えない」「水道代を滞納してしまった!水道を止められたら生活できない」と不安な方もいるのではないでしょうか。

結論から言いますと、水道代が払えなくてもすぐに給水が停止されることはありません。

滞納開始から水道供給停止までは2~4ヶ月程度かかるからです。

とはいえ滞納状態が続くと最終的には水道が使えなくなってしまいますから、早めに滞納を解消する必要があります。

この記事では、「水道代を滞納するとどうなるのか」「水道料金の支払いが難しいときの対処法」を紹介します。

最後まで読んでいただければ、「水道代を払えない場合にやるべきこと」「水道代の滞納を予防する方法」がわかるはずです。

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※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 審査の状況によっては、連絡が必要な場合もあります。

水道代を支払わないままでいるとどうなる?

水道代滞納を続けているとどうなるのでしょうか。

滞納時に起こることを、時系列で紹介します。

  1. 督促状・勧告状が届く
  2. 給水停止予告書が届く
  3. 水道が使えなくなる

水道局・水道課によって少し流れやタイミングは違いますが、一般的には上記のように進むと考えてください。

1.督促状が届く

滞納して20日~1ヶ月ほどすると、水道局・水道局から滞納している利用者宛てに「督促状(とくそくじょう)」が送付されます。

水道契約者に支払いが遅れている事実を伝え、支払いを促すためです。

うっかり忘れていて、支払いできていないことも考えられるため、あまり厳しい文面ではないことが多いようですね。

催告状・督促状には「次回の納付期限」「請求額」「滞納が続くと水道が止まってしまうこと」などが記載されています。

同封されている払込用紙をコンビニなどにもっていけば、支払いができます。

うっかり支払いが漏れていた場合には、この時点で確実に滞納を解消しておきましょう。

なお督促状が届いても水道料金を支払わなかった場合は、「差し押さえ」の可能性も記載された催告書・勧告状が送られてくることもあります。

水道局からの書面には必ず目を通し、支払いのチャンスがある時点で対応してください。

2.給水停止予告書が届く

督促状・勧告状を無視した場合には、滞納開始後2ヶ月ほどで「給水停止予告書」が届きます。

担当者に「給水を停止します」と知らせるためです。

ただし自治体によっては給水停止予告書を送付していないこともあるので、「給水停止予告書が来ないから安心」とは考えないようにしましょう。

給水停止予告書が届かなくても、滞納を続けていればいつか水道は止められてしまいます。

また給水停止予告書の代わりに電話・自宅訪問で支払いを促す水道局もあるようです。

「給水停止予告書」「電話や自宅訪問での支払い最速」があった時点で、何とかして支払いを行いましょう。

3.水道が使えなくなる

給水停止予告書を無視すると、給水が停止され、水道が使えなくなります。

給水停止が行われる時期の目安は、滞納開始から2~4ヶ月程度です。

払うべき水道料金を払っていなかったので、給水が止まってしまうのは当然といえば当然ですね。

水道の利用を再開するには、滞納している料金を全額支払う必要があります。

ただし「全額一気に支払うのは難しい」という場合は、一部だけの滞納解消でも再開に応じてくれることがあります。

水道局に相談してみましょう。

水道代滞納した場合に考えられるリスク

水道代滞納には、以下のようなリスクが考えられます。

  • 日常生活に支障が出る
  • 支払い総額が増える
  • 財産が差し押さえられる
  • クレジットカード・ローンの審査に影響する

順番に解説していくので参考にしてみてください。

日常生活に支障が出る

水道料金を滞納して給水が止まると、日常生活に大きな支障が出ます。

水道が止まると「洗面所やキッチンの蛇口から水が出ない」だけではないからですね。

具体的には以下のような問題が起きます。

  • トイレを流せない
  • お風呂に入れない・シャワーを浴びられない
  • 洗濯できない
  • 手洗い・うがいができない

水道が止まると飲み水が確保できないだけではなく、清潔の維持ができなくなってしまうのですね。

水道は生活面・健康面への影響が大きなライフラインですので、止められないように手段を講じる必要があります。

支払い総額が増える

水道料金の滞納が続くと、支払い総額が増えます。

地域・自治体によっては、水道代を滞納すると「延滞金」が加算されるからです。

また自治体によっては「水道利用再開時の手数料」「督促の手数料」などもかかります。

延滞金の年利が高くなくても、積もり積もれば負担となります。

少しでも負担を減らすために、滞納してしまったとしても、少しでも早めに支払って滞納を解消することが重要です。

財産が差し押さえられる

「裁判や強制執行(財産の差し押さえ)にはお金がかかるので、水道代滞納くらいで自治体が財産を差し押さえに来ることはないだろう」と考える人もいます。

しかし水道料金の滞納が続いた場合には、財産の差し押さえが起こりえます。

水道代の滞納でも、悪質な場合には強制執行が行われるからです。

滞納している以上、裁判で争っても負けますし、強制執行を止めることもできません。

また給料を差し押さえられるときには勤務先に連絡が入るので、滞納の事実を上司や同僚に知られてしまい、肩身の狭い思いをすることにもなります。

裁判や強制執行にならないよう、滞納は早いうちに解消しておきましょう。

クレジットカード・ローンの審査に影響する

水道代を滞納すると、クレジットカードの新規発行やローンの審査に影響する可能性もあります。

水道代をクレジットカードで決済している場合には、延滞が信用情報機関に登録されるからです。

延滞が登録されると、数年間はローンやクレジットカードの審査に通らなくなる可能性が高まります。

水道代滞納が今の生活だけではなく、将来の生活にまで影響を与えてしまうと認識しましょう。

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※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 審査の状況によっては、連絡が必要な場合もあります。

水道代が払えなくて困っている場合の対処法

「お金が足りず、どうしても水道代が払えない」「水道料金を滞納しそう」というときにできる対処法を紹介します。

  • 水道局・水道課に相談する
  • クレジットカードで支払う
  • 家族・友人からお金を借りる
  • カードローンやキャッシングでお金を工面する
  • 短期・即日払いのアルバイトをする

順番に解説していくので参考にしてみてください。

水道局・水道課に相談する

どうしても水道代が払えないなら、できれば滞納する前に、水道局・水道課に相談しましょう。

交渉次第では、水道料金の支払いを待ってもらえたり、分割払いに対応してもらえたりするからです。

漠然と「支払いできそうにない」と頼んでも水道局側も困ってしまいますので、以下の内容を丁重に伝えましょう。

  • 支払いできない理由
  • 支払い予定日

また水道局・水道課は役所の一部門ですので、自治体が設けている「水道料金の減免制度」「生活困窮者向けの支援制度」を案内してもらえる可能性もあります。

「水道代の支払いが遅れるかもしれない」と気づいた時点で、水道局・水道課に相談しましょう。

クレジットカードで支払う

クレジットカードで支払う方法もあります。

クレジットカードで支払えば、実質支払日を1ヶ月ほど先延ばしできるからです。

ただしおすすめできるのは「クレジットカード利用料金の引き落とし日までに、確実にお金を用意できる場合」に限ります。

引き落としができないとクレジットカード料金の延滞になり、信用情報にキズがつくからです。

引き落とし日までに現金を用意できない場合は、別の方法を検討したほうがよいでしょう。

家族・友人からお金を借りる

家族・友人からお金を借りる方法もあります。

家族・友人からの借り入れなら、「利息なし」「返済期日を伸ばしてもらう」といった交渉もしやすいからです。

ただし気心の知れた相手でも、「借りたお金を期日までに返さない」などの不誠実な対応をすれば、信頼を失ってしまいます。

「借りた金額と返済予定日を書面に残す」「返済がどうしても遅れそうなときは、事前に連絡して謝罪する」など、誠意ある対応が必要です。

「身近に頼れる相手がいる」という場合は、ぜひ検討してみてください。

カードローンやキャッシングでお金を工面する

「家族や友人に水道料金の滞納を知られたくない」という方もいるでしょう。

身近に人に借金を頼めない場合には、「カードローン」「クレジットカードのキャッシング」でお金を借りるのも選択肢のひとつです。

カードローンやキャッシングには、「誰にも知られずに、すぐにお金を借りられる」というメリットがあるからですね。

「即日借りられる」「収入証明書が必要ない」「手続きがオンラインで完結する」といったカードローンも多いです。

また所有しているクレジットカードに「キャッシング枠」がついていれば、借入の審査なくコンビニATMでお金を下ろせます。

ただしカードローンやキャッシングを利用すると利息がかかる点には注意してください。

「新規利用時は30日間無利息」といったカードローンもありますが、長期間あるいは何度も借りると利息が膨らみます。

カードローンやキャッシングはくれぐれも計画的に利用しましょう。

短期・即日払いのアルバイトをする

水道代が払えない場合、短期・即日払いのアルバイトも解決策のひとつとなります。

すぐお金がもらえる仕事なら、水道代の支払い期限までに現金を用意できる可能性が高いからです。

例えば「軽作業スタッフ」「イベント・引越しスタッフ」などなら、「土日のみ」「単発」「即日払い」で働けるケースも多いです。

水道代が2ヶ月あたり数千円程度なら、土日のみのアルバイトでも用意できるのではないでしょうか。

なおアルバイトをする場合、本業の就業規則で副業が禁止されていないか必ずチェックしてください。

現金を用意する方法には「フリマアプリやリサイクルショップで不用品を売る」という方法もあります。

しかしフリマアプリではすぐ売れるとは限らず、リサイクルショップでは希望通りの値段にならないことも多いです。

そのため副業可能なのであれば、確実に収入が得られるアルバイトをおすすめします。

毎月の水道代の支払いがきつい場合の改善案

毎月水道代の支払いが厳しい場合、カードローンなどの借金に頼っているとますます家計が苦しくなります。

そのため「いつも水道代の支払いがキツくて困っている」という場合には、以下の方法で根本的に家計を立て直しましょう。

  • 無駄な支出がないかチェックする
  • 収入アップの方法を探す
  • 公的な支援を受ける

詳しく解説していくのでチェックしていきましょう。

無駄な支出がないかチェックする

まずは無駄な支出がないかチェックしましょう。

無駄使い・浪費が多いせいで、水道代の支払いが難しくなっている可能性もあるからです。

具体的にはアプリなどで家計簿をつけ、毎月何にいくら使っているのか把握します。

「ゲームなどの趣味」「嗜好品」「ギャンブル」などに必要以上のお金をかけていないか、厳しい目でチェックしてみましょう。

固定費の見直しも効果的なので、ぜひ以下の点をチェックしてみてください。

  • 家賃は収入の1/3以下か
  • 医療保険に入りすぎていないか
  • 格安スマホに乗り換えできないか
  • サブスクに入りすぎていないか

一人暮らしをしている方は、「実家に戻る」「友人や兄弟姉妹とのルームシェア」なども検討してみましょう。

収入アップの方法を探す

「無駄遣いはしていない。節約しているのに水道代の支払い」という方もいるかもしれません。

支出を減らすのが難しいのであれば、収入が増える方法を探しましょう。

収入が増えれば、水道代の支払いも含め、生活全体がラクになるからです。

収入を増やす方法としては「継続的な副業」「収入がアップする仕事への転職」が考えられます。

「すぐに転職するのは難しい」という場合は、副業がおすすめ。

ただし副業する場合には以下の点に注意しましょう。

  • 本業の勤務先が副業をOKしているか、就業規則を確認する
  • 副業がハードすぎないか
  • 継続的・安定的な収入が見込める副業をチョイスする

無理なく本業に影響しない程度で継続できるよう意識してください。

公的な支援を受ける

「副業や転職ができない」「節約しており、支出には無駄がない」といった方も多いでしょう。

自分だけの努力ではどうにもならない場合は、公的な支援を受けましょう。

生活困窮者のための給付金制度や貸付制度が設けられているからです。

働きたいのに仕事がない場合には、ハローワークで就業支援も受けられます。

公的支援制度の窓口はいくつかありますが、まずは市役所や社会福祉協議会など「近くて相談しやすい窓口」に行けばOK。

「支援を受けるなんて恥ずかしい」と思う方もいるかもしれません。

しかしいつ水道が止まるかわからない状態が続くようでは、安心して暮らせません。

支援を受けることは決して恥ずかしいことでも特別なことでもないので、まずは相談してみてください。

まとめ

水道代を滞納し続けると、滞納開始から2~4ヶ月で水道が止まってしまいます。

水道が止められると「トイレ」「シャワー」などの日常生活に支障をきたし、清潔な環境を失って体調不良に繋がる可能性も。

そのため「滞納しそう」「滞納した」という場合には早急に対処しましょう。

一時的な資金不足で水道代が足りないなら、「家族やカードローンからお金を借りる」「副業や即日払いバイトで稼ぐ」といった方法があります。

常に生活が苦しいなら「生活保護」「生活福祉資金」をはじめとした公的制度の利用も検討してみましょう。

この記事が水道代の支払いに困っている方の助けになれば幸いです。

電気代が用意できなくて困った場合に使える

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※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 審査の状況によっては、連絡が必要な場合もあります。